昨日は、革に溝を彫るために使う道具(ステッチンググルーバー)について紹介しましたが、今日はこの「ステッチンググルーバー」を使った作業についてもう少し詳しく(画像入りで)書いていこうと思います!
溝を彫る効果については昨日のブログに書いてありますので、興味がある方は下記URLからご覧下さい。
http://yu001vo.blog27.fc2.com/blog-entry-576.html
最初に製作風景の紹介と書いていますが、人によって作業の仕方が色々あると思いますので、あくまで僕自身の製作手順という位置づけで見ていただけると助かります。
最初にアップした画像は、ほぼ完成に近い状態の「ipod nano case」です。
丁度ケースの右端部分を手縫いしていくんですが、この画像はステッチンググルーバーで溝を彫る前の状態の物となっています。

今回はこのケースを使って手順を紹介していこうと思います!

ステッチンググルーバーで革に溝を彫る場合には、いきなり彫り始めると失敗する事があるので、正確に線引きするために、まずは鉄筆などの先の尖った道具を使って「当たり線」を引いていきます。

この当たり線を引く時にあまり強く引いてしまうと革の傷つき方が酷く出てしまうので、自分でわかる程度にうっすらトレースしていくのがベストです。
「当たり線」の幅よりも、実際にステッチンググルーバーを使って溝彫りた部分の幅の方が広いので、「線より左端は彫らないようにする」なんていう目安にしても良いと思います。
当たり線を引いたら、定規をうまく使ってステッチンググルーバーで溝彫りをしていきます。
(下の画像は彫りこみが終わった状態)

なれない内は、とりあえずまっすぐ引くことを心がけると良いと思います。
最初から力を入れて溝切りしていくと彫り込みの深さがバラバラになってしまうので、軽くトレースする感じで何回かスライドさせて削っていくと良いと思います。
慣れてくるとこのくらいの力でこのくらいまで彫れるというのがだんだんわかってくるので、最初の内は焦らずに。
まずは道具になれるのがベストです。
溝が彫り終わったら「ひし目打ち」という道具を使って、糸を通す穴を開けていきます。

穴を開け終わったら、蝋引きした麻糸を用意するんですが、革の厚みがあるので、糸の長さを少し長めに取らないと縫っている最中に糸が足りなくなってしまう事があるので注意が必要です。
なれないうちはとにかく長めに糸をとっておくのがベストです。
今回は、丁度画像に紹介しているくらいの長さがあれば十分縫いきれます。

手縫いし終わったものがこちら↓

人によっては、糸を埋め込ませるために、木槌などで軽く叩いたりする事もありますが、同じテンションで縫っていけば特に問題ないと思います。
この後、革のコバ(裁断部分)をヤスリで削って綺麗にならしたり、専用の溶剤を塗り込んで磨いてツヤを出したりといった作業に入っていきます。
途中まで良い状態で作れていたとしても、この溝切りで失敗してオシャカになってしまうなんていうケースもあるので、結構気の抜けない作業です。
こんな工程を1つずつ踏みながら組み立てていきます。
そんな感じで、今日は製作風景の紹介でございました!
普段は製作手順とかについて書く事はほとんど無いんですが、最近アクセス解析に引っかかってくるキーワードでこの手の検索が多かったので試しに紹介してみる事にしてみましたが、いかがだったでしょうか…?
こういった小物でも結構手間がかかってるんですよね〜
手縫い作業を含め、意外と時間を取られる作業が多いのでぶっ通しでやっていると目がシパシパしてきます…
ドライアイには良くないですね…(苦笑)
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